2017年05月07日
HK416D part.99 Hand Guard
ハンドガードを調達。
以前にこちらで触れたRAHGは、Vickers氏がプロトタイプの画像を公開してDGへの納入が発覚。
そして、'12年の調達記録でもセラコートを施したモデルの本格納入が確認された。
また、後にはこの画像が出回り、Modular Float Railも納入されていた事が判明。
このレールは'12年1月のShot Showで確認されている事から、おそらくRAHGのプロトタイプと同時期にテスト納入されていたのでは?と多くの者が推測した。
'15年9月に撮影されたとされる画像でも実装着が確認され、RAHG同様にプロトタイプを継続使用しているのか、本格納入されたのかは依然不明であるものの、放出数が極めて僅少な事からプロトタイプの継続使用という線が濃厚。
実際に手に取り観察すると、先ずは非常に軽い点が印象的。
RAHG同様のレール面積減少による計量化は、比較的重い416のデメリットをカバーする目的ではないかと容易に想像出来る。
そして、何よりも興味深い点は、切削の工程。通常のレールよりも一手間多くかかっており、他のハンドガードでは見られない形状には驚かされた。
また、.223/5.56のCQBR/416で採用されたハンドガードを観察・使用する事で、約20年にわたるDGハンドガード史の詳細を知り得る事が出来た。
各々のハンドガードにも様々な仕様が存在し、細かな差異を含めて興味深い点が多い。
残る課題は、300 Black Out用ハンドガード。
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Don't make a copy!
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以前にこちらで触れたRAHGは、Vickers氏がプロトタイプの画像を公開してDGへの納入が発覚。
そして、'12年の調達記録でもセラコートを施したモデルの本格納入が確認された。
また、後にはこの画像が出回り、Modular Float Railも納入されていた事が判明。
このレールは'12年1月のShot Showで確認されている事から、おそらくRAHGのプロトタイプと同時期にテスト納入されていたのでは?と多くの者が推測した。
'15年9月に撮影されたとされる画像でも実装着が確認され、RAHG同様にプロトタイプを継続使用しているのか、本格納入されたのかは依然不明であるものの、放出数が極めて僅少な事からプロトタイプの継続使用という線が濃厚。
実際に手に取り観察すると、先ずは非常に軽い点が印象的。
RAHG同様のレール面積減少による計量化は、比較的重い416のデメリットをカバーする目的ではないかと容易に想像出来る。
そして、何よりも興味深い点は、切削の工程。通常のレールよりも一手間多くかかっており、他のハンドガードでは見られない形状には驚かされた。
また、.223/5.56のCQBR/416で採用されたハンドガードを観察・使用する事で、約20年にわたるDGハンドガード史の詳細を知り得る事が出来た。
各々のハンドガードにも様々な仕様が存在し、細かな差異を含めて興味深い点が多い。
残る課題は、300 Black Out用ハンドガード。
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Don't make a copy!
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2017年04月10日
Combat Shoes Part.8
2017年03月11日
Combat Helmet Part.21
昨晩、Robert O'neill氏が貴重な画像を公開。
自身のMaritime画像であるが、最も興味深かった点は"Operation Neptune Spear"でこのヘルメットを使用したのかどうか。
4月に自身の著書"The Operator"の発刊を控えている事もあり、今後この手の画像がオープンにされる機会も増えると思うが、このチャンスに以下の質問をしてみたところ、
このような回答があった。
これまで'11年から支給されたMaritimeがこの作戦時に使用されたのか不明であったが、この回答で言質が取れた。
神格化される事が多いMaritimeであるが、やはりこのヘルメットには特段の価値がある。
また、以下のOwen氏のMaritimeを含め、'10年モデルのMantaを使用しており、興味深い点が多い。
自身のMaritime画像であるが、最も興味深かった点は"Operation Neptune Spear"でこのヘルメットを使用したのかどうか。
4月に自身の著書"The Operator"の発刊を控えている事もあり、今後この手の画像がオープンにされる機会も増えると思うが、このチャンスに以下の質問をしてみたところ、
このような回答があった。
これまで'11年から支給されたMaritimeがこの作戦時に使用されたのか不明であったが、この回答で言質が取れた。
神格化される事が多いMaritimeであるが、やはりこのヘルメットには特段の価値がある。
また、以下のOwen氏のMaritimeを含め、'10年モデルのMantaを使用しており、興味深い点が多い。
2017年02月26日
HK416D part.98 DG Magazines
マガジンがコンプリート。
NBORDEのキットにより、フレーム関連は一切の不満を感じさせない充実した毎日。
細かな点に拘り尽くした成果であるものの、反面として最後の宿題部分が際立ち、言わば我慢ならない状況に。
その最後の宿題がマガジン。
DG416で使用されているマガジンは4種。
STANAGは勿論のこと、M4時代から使用されているHKマガジンも、COLT製/HK製をPTW用に加工済みのため、残るはMagpul2種。
2009年にDG向けに開発されたEMAGが2,600個ほど納入されているが、その開発のベースとなったPMAGを含め、08/09年に拘るなら双方を確保したいもの。
共に需給バランスが崩れているため調達難であるものの、探索の結果運良く手にする事に。
そして、PTW用に加工を施し、マガジン問題をやっと解決。
拘りが強くなるほど難関が待ち受けているものの、DGがこれらのマガジンを使用しているため仕方が無い。
DG仕様のHK416製作は最終章に入り、残り2点の部品を交換して、やっと完了の見込み。
NBORDEのキットにより、フレーム関連は一切の不満を感じさせない充実した毎日。
細かな点に拘り尽くした成果であるものの、反面として最後の宿題部分が際立ち、言わば我慢ならない状況に。
その最後の宿題がマガジン。
DG416で使用されているマガジンは4種。
STANAGは勿論のこと、M4時代から使用されているHKマガジンも、COLT製/HK製をPTW用に加工済みのため、残るはMagpul2種。
2009年にDG向けに開発されたEMAGが2,600個ほど納入されているが、その開発のベースとなったPMAGを含め、08/09年に拘るなら双方を確保したいもの。
共に需給バランスが崩れているため調達難であるものの、探索の結果運良く手にする事に。
そして、PTW用に加工を施し、マガジン問題をやっと解決。
拘りが強くなるほど難関が待ち受けているものの、DGがこれらのマガジンを使用しているため仕方が無い。
DG仕様のHK416製作は最終章に入り、残り2点の部品を交換して、やっと完了の見込み。
2017年01月24日
HK416D part.97 NBORDE Part.2
新たな416製作がひとまず完了。
こちらで触れたように、組込前にNBORDEのKIT一式が納品され、フレーム類をジックリ観察したり、脱脂された状態で仕上げ作業する機会を得る事に。
組んでしまうとこのような時間も無くなってしまうため、今後416を愉しんで行く上での貴重な経験の一つに。
組まれた際の全体像は、このような実銃画像をずっと眺め感じていた雰囲気そのもの。正に精密に再現された各部ディテールの積算による佇まい。
しかし、細部のディテールアップ作業に容易さなどは無く、各部を丁寧に検証して掘り下げ続ける作業が求められ、この工程において未検証の箇所が有れば将来の不満要素となるだけに、全ての箇所を精査する時間が必要になる。
さらに、実際に手にした際の印象では、目や手が感じ取る些細なディテールで左右される事もあり、微細な箇所であっても一つ一つ手を抜かずに再現する必要性が生じる。
一例として、HK GmbHは416のフレームインゴットを機械加工し、さらには手作業による面取り加工も行っているはずで、トイガンにおいてもこの作業を同様に行えば、その再現性は極めて高くなる公算。
AR系や416/556に拘りがあり詳しい方々なら、'06 416としての再現度、HK Inc 556や他のトイガンとの違いの全てを見出す事が容易なはずで、これら外観のリアリティ追求は、この趣味の醍醐味かつ窮屈な課題。
しかし、目で調べ、頭で判別し、手を動かし万事を尽くせば、自身の満足度は極めて高くなる。
また、フレーム形状だけでなく刻印も極めて高いレベルで再現され、その時間的・人的コストは想像以上。
'06DG仕様の製作に際して、データマトリックスは勿論のこと、各部刻印も書体や大きさ、文字間や位置も含めて忠実な再現をMOVEに切望したが、制作者の細やかな配慮と拘りにより、不満を一切感じさせない刻印が完成して施される事に。
シリアルについては、こちらを参照。
ちなみに、フレーム本体・レール共に、'07年の「AH」を境にして書体変更されている点が興味深い。
また、DGには「AG」だけでなく「AH」や「AI」も納まっている模様。
そして、組立て前には、HK同様に表面処理を施し、オイルとは一味違ったHKの独特な光沢感も再現。
ブラックかつ半艶のアッパーとロアフレームは、他のAR系と一線を画する上で、HKの証としてどうしても必要なディテール。
光の反射によって強調される立体感も、HKの独特な雰囲気。
画像で伝え難いところが難点であるものの、HKならではの特徴は外せない再現ポイントの一つ。
また、触った際には『ザラザラしているものの、ヌルヌルしている』とオイル無しの状態でも感じる、画像だけでは判らない"肌"を含めた実際のディテールも再現。
宿題となる課題は、近日中に完成すると思われる拘り抜かれた形状のスチール製アウターバレルを残すのみ。
HK416Dシリーズもpart.100近くになり、ずっと追い求めていた類い希な416がようやく完成する運びとなった。
これもひとえに、様々な細かい要求に応えようとオーダーメイドに対応する一流ショップが存在してこそ。趣味・嗜好品を取り扱っているものの、このような姿勢を堅持するショップが以前より減っているので、とても貴重な存在である事に疑念の余地はない。
そして、最近はこの手の商品もネットで検討・購入するケースが多いと聞く。WEBは良き情報提供者になるとは言え、ショップにしか無い情報は未だに多い。特にこの416に関しては、どんなに遠く費用が掛かろうともショップへ出向き、自身の耳・目・手で検討する価値があると思えるほどの出来映え。
少なくとも、自身にとっては人生最後のトイガンと言っても過言ではない存在。
次回ロットは、他モデル製作のため未定らしく、組むのを後回しにしたとしても、今回のロットでKITだけは押さえておく価値があるかも知れない。
こちらで触れたように、組込前にNBORDEのKIT一式が納品され、フレーム類をジックリ観察したり、脱脂された状態で仕上げ作業する機会を得る事に。
組んでしまうとこのような時間も無くなってしまうため、今後416を愉しんで行く上での貴重な経験の一つに。
組まれた際の全体像は、このような実銃画像をずっと眺め感じていた雰囲気そのもの。正に精密に再現された各部ディテールの積算による佇まい。
しかし、細部のディテールアップ作業に容易さなどは無く、各部を丁寧に検証して掘り下げ続ける作業が求められ、この工程において未検証の箇所が有れば将来の不満要素となるだけに、全ての箇所を精査する時間が必要になる。
さらに、実際に手にした際の印象では、目や手が感じ取る些細なディテールで左右される事もあり、微細な箇所であっても一つ一つ手を抜かずに再現する必要性が生じる。
一例として、HK GmbHは416のフレームインゴットを機械加工し、さらには手作業による面取り加工も行っているはずで、トイガンにおいてもこの作業を同様に行えば、その再現性は極めて高くなる公算。
AR系や416/556に拘りがあり詳しい方々なら、'06 416としての再現度、HK Inc 556や他のトイガンとの違いの全てを見出す事が容易なはずで、これら外観のリアリティ追求は、この趣味の醍醐味かつ窮屈な課題。
しかし、目で調べ、頭で判別し、手を動かし万事を尽くせば、自身の満足度は極めて高くなる。
また、フレーム形状だけでなく刻印も極めて高いレベルで再現され、その時間的・人的コストは想像以上。
'06DG仕様の製作に際して、データマトリックスは勿論のこと、各部刻印も書体や大きさ、文字間や位置も含めて忠実な再現をMOVEに切望したが、制作者の細やかな配慮と拘りにより、不満を一切感じさせない刻印が完成して施される事に。
シリアルについては、こちらを参照。
ちなみに、フレーム本体・レール共に、'07年の「AH」を境にして書体変更されている点が興味深い。
また、DGには「AG」だけでなく「AH」や「AI」も納まっている模様。
そして、組立て前には、HK同様に表面処理を施し、オイルとは一味違ったHKの独特な光沢感も再現。
ブラックかつ半艶のアッパーとロアフレームは、他のAR系と一線を画する上で、HKの証としてどうしても必要なディテール。
光の反射によって強調される立体感も、HKの独特な雰囲気。
画像で伝え難いところが難点であるものの、HKならではの特徴は外せない再現ポイントの一つ。
また、触った際には『ザラザラしているものの、ヌルヌルしている』とオイル無しの状態でも感じる、画像だけでは判らない"肌"を含めた実際のディテールも再現。
宿題となる課題は、近日中に完成すると思われる拘り抜かれた形状のスチール製アウターバレルを残すのみ。
HK416Dシリーズもpart.100近くになり、ずっと追い求めていた類い希な416がようやく完成する運びとなった。
これもひとえに、様々な細かい要求に応えようとオーダーメイドに対応する一流ショップが存在してこそ。趣味・嗜好品を取り扱っているものの、このような姿勢を堅持するショップが以前より減っているので、とても貴重な存在である事に疑念の余地はない。
そして、最近はこの手の商品もネットで検討・購入するケースが多いと聞く。WEBは良き情報提供者になるとは言え、ショップにしか無い情報は未だに多い。特にこの416に関しては、どんなに遠く費用が掛かろうともショップへ出向き、自身の耳・目・手で検討する価値があると思えるほどの出来映え。
少なくとも、自身にとっては人生最後のトイガンと言っても過言ではない存在。
次回ロットは、他モデル製作のため未定らしく、組むのを後回しにしたとしても、今回のロットでKITだけは押さえておく価値があるかも知れない。
2017年01月02日
Combat Helmet Part.20
OPS-CORE製のFAST Maritime AOR1を調達。
・combat helmet part.3
・combat helmet part.10
トライデント・モデルを手に入れるまで、上記のようにレプをベースにして試行錯誤したものの、約3年という期間を経てやっと待ちに待った入手機会を得る事に。
DG Maritimeには様々な仕様が存在。
その中で探していたのは、'11モデルのG32仕様。
実際に手に取って観てみると、やはり印象は'11モデルならでは。
様々な各部の独特なディテールが存在感を際立たせ、MICHから大きく様変わりした特徴の実際を知る事に。
画像を見ていただけでは判らなかった多くの部分も存在。
また、この日のために調達しておいたMantaの'09 Gen.2と'10 Gen.3も装着。
これで、BallisticとNon Ballisticの両モデルがAOR1で揃い、'11年以降の装備幅も広がった。
そして、自身の懸案になっていた「'11年」問題も、'03から現在までの各年が装備可能になり、3年を要したもののやっと穴埋め作業が完了。
・combat helmet part.3
・combat helmet part.10
トライデント・モデルを手に入れるまで、上記のようにレプをベースにして試行錯誤したものの、約3年という期間を経てやっと待ちに待った入手機会を得る事に。
DG Maritimeには様々な仕様が存在。
その中で探していたのは、'11モデルのG32仕様。
実際に手に取って観てみると、やはり印象は'11モデルならでは。
様々な各部の独特なディテールが存在感を際立たせ、MICHから大きく様変わりした特徴の実際を知る事に。
画像を見ていただけでは判らなかった多くの部分も存在。
また、この日のために調達しておいたMantaの'09 Gen.2と'10 Gen.3も装着。
これで、BallisticとNon Ballisticの両モデルがAOR1で揃い、'11年以降の装備幅も広がった。
そして、自身の懸案になっていた「'11年」問題も、'03から現在までの各年が装備可能になり、3年を要したもののやっと穴埋め作業が完了。
2017年01月01日
Three Sacred Treasures
最も気になっていた念願の装備を調達。
これまでDG装備の年代を、以下の4つに分けて収集していたものの、どの年代も当然ながら難題で、特に②の装備は調べ集めるほど困難さが際立つ年代。
① '03~ ② '06 ③ '07~ ④ '12~
そして、まだ一部しか判明していないであろうこの年代で最も惹かれた装備が、眺める事も諦めていた"Natural Gear"。
一部では"スネークスキン"とも表現されるが、様々な画像に登場する神々しいアイテムでもあり、この"Natural Gear"を安易に語るなど、正に"やぶ蛇"。
このような希少装備の調達は、所有している方と接する貴重な機会。"Experimental / Prototype"に関する情報だけでなく、人一倍熱い情熱と志も拝聴し、自身もあらためてモチベーションアップ。
今回の入手は、海神様からの"思し召し"。
言葉では表し尽くせない感謝だけが残る事に。
これまでDG装備の年代を、以下の4つに分けて収集していたものの、どの年代も当然ながら難題で、特に②の装備は調べ集めるほど困難さが際立つ年代。
① '03~ ② '06 ③ '07~ ④ '12~
そして、まだ一部しか判明していないであろうこの年代で最も惹かれた装備が、眺める事も諦めていた"Natural Gear"。
一部では"スネークスキン"とも表現されるが、様々な画像に登場する神々しいアイテムでもあり、この"Natural Gear"を安易に語るなど、正に"やぶ蛇"。
このような希少装備の調達は、所有している方と接する貴重な機会。"Experimental / Prototype"に関する情報だけでなく、人一倍熱い情熱と志も拝聴し、自身もあらためてモチベーションアップ。
今回の入手は、海神様からの"思し召し"。
言葉では表し尽くせない感謝だけが残る事に。
2016年12月29日
HK416D part.96 NBORDE Part.1
HK416のフレームキットを調達。
モデルガン・エアガンといったトイガンに40年余り触れた上での第一印象は、ついに手にした至極の一品。
この趣味でいつも頭を悩ませた問題は、実銃写真と見比べた際の違い。
こんな写真では判別など出来ないものの、クローズアップ画像ではトイガン各部との違いが鮮明に。
過去、○ラーや○ーマードを含め、その時点における最高品質の満足度が高い製品を手にしてきたが、「何処かが実物と異なる」というトイガン製作の常を何十年も感じ続けて来た。
故に、繰り返されるこのストレスを「トイガンだから」という一言ではもう片付けられない心境になっていたのも事実。
しかし、これまでの常識がこの416キットの登場で覆り、ついにトイガンは求めていた上質なディテールを持つ新時代へと突入。
かつてのような心配は皆無で、外観の再現度合いはトイガン史上において群を抜く存在。「唯一・無二・絶対」的な再現性を持ち、今後他のメーカーが追随しても、人的・時間的費用を掛けなければ追従困難である点を目の当たりにする事に。
聞くところによれば、5軸で一日に3個しか切削出来ず、マニシング跡は職人が1個につき三時間を掛けて消すという高品位な仕事。
そして、実銃から採取した型で採寸している事もあり、その外観のフォルムは理想形。
アッパーを持った際の重量感や触った際の凸部の引っ掛かりや肌の触感も、目を隠してブラインドテストしたら判別不可。
不満は皆無に近く、寸法・加工技術以上に、その製作への執念にはただ驚くばかり。
NBORDE
Milling Receiver Conversion Kit
For PTW
-416D '06 DG MODEL-
そして、画像で見るのではなく実際に手に取って感じる点は、実物の大きな特徴であるフレーム・ハンドガードといった主要部の角の丸さが、やっとトイガンでも標準仕様に。
実銃の製作工程においては必ず「面取り」が行われ、手や体に触れる部分は丸くなっているが、これまでのエアガン・パーツにおいては、造形が部分的に異なるだけでなく、コスト削減のためか角張った痛々しいパーツが殆どを占め、機械作業による面取り工程だけでなく手作業も簡略化される事が多かった。
故に、触ったり引っ掛けたりした際には、最悪の場合軽く怪我をする事さえ有り得た。
また、この面取り作業の有無は、言うまでもなく銃全体の印象をも左右する作業の要。
例えば、アッパーとロアフレームの合わせ面には"線"が存在するが、この線の太さは面取り作業の有無で変化し、実銃とエアガンの印象に差を生む一つの要素でもある。
レールやフレームのカドの面取り作業も同様で、外観の全体的な印象は丸く見えるようになる。この作業が行われないパーツは、外観全体が角張った印象になり、仮に寸法が同じでも印象が異なるように感じたりするのは、そのような細かな点を人間が無意識に認識しているという事でもある。
同様に、刻印も実銃においては"顔"の一部であり、そのディテールはやはり気になるもの。
フォントや大きさ・位置といった部分も年代によって変遷があり、416っぽければ良いという事にもならないので、制作に数十時間を要したというMOVEにおいて『'06 DG 仕様』の刻印を施こす事に。
これらの点において、このキットの再現性は極めて高く、年代の差異についても詳細に拘る事が出来る。
外観だけでなく各部ディテールの再現により、これまでずっと感じて来たストレスは解放され、やっと安住の地を見つけられたような気分。
この先、これ以上のコストを掛けたキットが出て来るとも思えず、御世辞を抜きにしても最高傑作の一品。モデルガン・コレクターでも十分満足出来る仕上がりは、秀逸そのもの。
ディテールの違いを常に感じて来た者であったが、初めて一生モノと感じる極めて趣味性の高いキットの調達により、まるでこの趣味の終着駅に辿り着いたかのような心境になり、感無量の一言。
モデルガン・エアガンといったトイガンに40年余り触れた上での第一印象は、ついに手にした至極の一品。
この趣味でいつも頭を悩ませた問題は、実銃写真と見比べた際の違い。
こんな写真では判別など出来ないものの、クローズアップ画像ではトイガン各部との違いが鮮明に。
過去、○ラーや○ーマードを含め、その時点における最高品質の満足度が高い製品を手にしてきたが、「何処かが実物と異なる」というトイガン製作の常を何十年も感じ続けて来た。
故に、繰り返されるこのストレスを「トイガンだから」という一言ではもう片付けられない心境になっていたのも事実。
しかし、これまでの常識がこの416キットの登場で覆り、ついにトイガンは求めていた上質なディテールを持つ新時代へと突入。
かつてのような心配は皆無で、外観の再現度合いはトイガン史上において群を抜く存在。「唯一・無二・絶対」的な再現性を持ち、今後他のメーカーが追随しても、人的・時間的費用を掛けなければ追従困難である点を目の当たりにする事に。
聞くところによれば、5軸で一日に3個しか切削出来ず、マニシング跡は職人が1個につき三時間を掛けて消すという高品位な仕事。
そして、実銃から採取した型で採寸している事もあり、その外観のフォルムは理想形。
アッパーを持った際の重量感や触った際の凸部の引っ掛かりや肌の触感も、目を隠してブラインドテストしたら判別不可。
不満は皆無に近く、寸法・加工技術以上に、その製作への執念にはただ驚くばかり。
NBORDE
Milling Receiver Conversion Kit
For PTW
-416D '06 DG MODEL-
そして、画像で見るのではなく実際に手に取って感じる点は、実物の大きな特徴であるフレーム・ハンドガードといった主要部の角の丸さが、やっとトイガンでも標準仕様に。
実銃の製作工程においては必ず「面取り」が行われ、手や体に触れる部分は丸くなっているが、これまでのエアガン・パーツにおいては、造形が部分的に異なるだけでなく、コスト削減のためか角張った痛々しいパーツが殆どを占め、機械作業による面取り工程だけでなく手作業も簡略化される事が多かった。
故に、触ったり引っ掛けたりした際には、最悪の場合軽く怪我をする事さえ有り得た。
また、この面取り作業の有無は、言うまでもなく銃全体の印象をも左右する作業の要。
例えば、アッパーとロアフレームの合わせ面には"線"が存在するが、この線の太さは面取り作業の有無で変化し、実銃とエアガンの印象に差を生む一つの要素でもある。
レールやフレームのカドの面取り作業も同様で、外観の全体的な印象は丸く見えるようになる。この作業が行われないパーツは、外観全体が角張った印象になり、仮に寸法が同じでも印象が異なるように感じたりするのは、そのような細かな点を人間が無意識に認識しているという事でもある。
同様に、刻印も実銃においては"顔"の一部であり、そのディテールはやはり気になるもの。
フォントや大きさ・位置といった部分も年代によって変遷があり、416っぽければ良いという事にもならないので、制作に数十時間を要したというMOVEにおいて『'06 DG 仕様』の刻印を施こす事に。
これらの点において、このキットの再現性は極めて高く、年代の差異についても詳細に拘る事が出来る。
外観だけでなく各部ディテールの再現により、これまでずっと感じて来たストレスは解放され、やっと安住の地を見つけられたような気分。
この先、これ以上のコストを掛けたキットが出て来るとも思えず、御世辞を抜きにしても最高傑作の一品。モデルガン・コレクターでも十分満足出来る仕上がりは、秀逸そのもの。
ディテールの違いを常に感じて来た者であったが、初めて一生モノと感じる極めて趣味性の高いキットの調達により、まるでこの趣味の終着駅に辿り着いたかのような心境になり、感無量の一言。
2016年08月31日
LBT-6094A AOR1 OLD GEN part.4
白パルがやっと完成。
流通数が少ない白パル年代のポーチ類。
以前にコチラで触れたように揃うタイミングをひたすら待ち、完成が遠のく事も覚悟していたものの、約2年余りでやっとその時が来る事に。
途中、心中穏やかとは言えないKhakiパルス・AOR1ハイドレーションレプリカの登場があったものの、実物を追い続ける事で共感し合っていた方から譲って頂く機会を得る事が出来た。
自身が目指したTanとKhakiのミックス。
容易ではなかった分、白パル初期のLBTらしい味わいを得た際の達成感は、この趣味ならではの充実感。
流通数が少ない白パル年代のポーチ類。
以前にコチラで触れたように揃うタイミングをひたすら待ち、完成が遠のく事も覚悟していたものの、約2年余りでやっとその時が来る事に。
途中、心中穏やかとは言えないKhakiパルス・AOR1ハイドレーションレプリカの登場があったものの、実物を追い続ける事で共感し合っていた方から譲って頂く機会を得る事が出来た。
自身が目指したTanとKhakiのミックス。
容易ではなかった分、白パル初期のLBTらしい味わいを得た際の達成感は、この趣味ならではの充実感。