2022年05月22日
DG NOVESKE N4 part.12 MOVE NOVESKE N4 INFINITY PTW
昨年からPTWで製作を開始した「NOVESKE N4」がひとまず完成。
第一印象は、「細い・軽量」。重量感と撃ち味の軽さは特筆すべき印象。
ステンバレル+サプレッサーの状態でも、取り回しは軽く感じ、重量の前後バランスが良いためか、細身でそのように感じるのか、DGの選択理由に関する一端を実感。
また、∞で製作した事もあり、その撃ち味はレスポンスが良く、初弾やダブルタップも軽快そのもの。プリコックの恩恵は、確実に存在。
剛性感と軽快感の合わせ技で、道具としての快適性がさらに進化したのは確実。


製作における一般的な工程は、「部品集め→組立て」と単純であるものの、N4においては組むだけで満足出来るベース素材が発売されていないため、"ずっと不満なく使えるプライマリー"を目指し、各部追加加工による修正を施す事に。
① 再刻印
② 形状修正
③ 面取り
これらは、NOVESKE社が拘っている仕事を再現する作業。
①は、機械加工屋の矜持を示す、レーザーではない仕上げが美しい機械刻印。
②の形状や③の面取りも、メーカーの思想が詰め込まれた重要な部分。マシニングによる切削痕も当然無く、仕上げに拘るNOVESKEの理念を理解してこそ再現というもの。
エアソフト特有の"やっつけ・とりあえず・まぁ良いか"の作業は一つもなく、高い企業理念と姿勢がNOVESKE社の高い付加価値。





N4を再現するのであれば、"NOVESKE社の拘りを再現してこそ"との命題で、現在までに判明した情報と既存の素材部品を使い、細部の再現を可能な限り尽くす事に。

①の刻印は、MOVEの卓越した高い技術力と拘りにより、日本人ならではの秀逸な仕事で再現された。
V字の断面がレーザーとは決定的に異なり、深さや文字間のバランスも絶妙。機械刻印ならではの"○・V・線"の風合いは、唯一無二。
シリアルとマトリックスに関しては、詳細な資料が出た際に追加作業の予定。
また、 こちら のナギサバレルを合わせ、期待した剛性感は予想どおりに。
NOVESKEの再現に際して、精査した部分をあらためて数えてみると○○箇所以上に上ったものの、ディテールや質感はプラモデル同様に細部の足し算に由来。一箇所も手を抜けない作業であったものの、完成時の満足感は足し算の産物。

エアソフト特有の手抜きを省くために、ユーザーが生産メーカーに声を上げたり、また優良な製品だけにお金を払えば、商品の品質は劇的に向上し、特に後加工の必要もなく高品質なエアソフト・ライフを愉しめる。
発展した環境を強く望むと共に、製作メーカーの気概と奮起を期待。求められればメーカーへの協力も惜しまず、高品質な製品作りに寄与したい。

第一印象は、「細い・軽量」。重量感と撃ち味の軽さは特筆すべき印象。
ステンバレル+サプレッサーの状態でも、取り回しは軽く感じ、重量の前後バランスが良いためか、細身でそのように感じるのか、DGの選択理由に関する一端を実感。
また、∞で製作した事もあり、その撃ち味はレスポンスが良く、初弾やダブルタップも軽快そのもの。プリコックの恩恵は、確実に存在。
剛性感と軽快感の合わせ技で、道具としての快適性がさらに進化したのは確実。


製作における一般的な工程は、「部品集め→組立て」と単純であるものの、N4においては組むだけで満足出来るベース素材が発売されていないため、"ずっと不満なく使えるプライマリー"を目指し、各部追加加工による修正を施す事に。
① 再刻印
② 形状修正
③ 面取り
これらは、NOVESKE社が拘っている仕事を再現する作業。
①は、機械加工屋の矜持を示す、レーザーではない仕上げが美しい機械刻印。
②の形状や③の面取りも、メーカーの思想が詰め込まれた重要な部分。マシニングによる切削痕も当然無く、仕上げに拘るNOVESKEの理念を理解してこそ再現というもの。
エアソフト特有の"やっつけ・とりあえず・まぁ良いか"の作業は一つもなく、高い企業理念と姿勢がNOVESKE社の高い付加価値。





N4を再現するのであれば、"NOVESKE社の拘りを再現してこそ"との命題で、現在までに判明した情報と既存の素材部品を使い、細部の再現を可能な限り尽くす事に。
①の刻印は、MOVEの卓越した高い技術力と拘りにより、日本人ならではの秀逸な仕事で再現された。
V字の断面がレーザーとは決定的に異なり、深さや文字間のバランスも絶妙。機械刻印ならではの"○・V・線"の風合いは、唯一無二。
シリアルとマトリックスに関しては、詳細な資料が出た際に追加作業の予定。
また、 こちら のナギサバレルを合わせ、期待した剛性感は予想どおりに。
NOVESKEの再現に際して、精査した部分をあらためて数えてみると○○箇所以上に上ったものの、ディテールや質感はプラモデル同様に細部の足し算に由来。一箇所も手を抜けない作業であったものの、完成時の満足感は足し算の産物。

エアソフト特有の手抜きを省くために、ユーザーが生産メーカーに声を上げたり、また優良な製品だけにお金を払えば、商品の品質は劇的に向上し、特に後加工の必要もなく高品質なエアソフト・ライフを愉しめる。
発展した環境を強く望むと共に、製作メーカーの気概と奮起を期待。求められればメーカーへの協力も惜しまず、高品質な製品作りに寄与したい。
2022年05月19日
DG NOVESKE N4 part.11 Silencer
2022年04月19日
HK416D part.103 "G" pin
7年以上懇願していたピンをやっと装着。

Part. 81 で触れたGEISSELEのトリガーシステムは、2008年にDGへ納入されているが、ハンマー・トリガーピンの形状は、画像の通り独特。



この形状のピンでなければ、内心が安定しないのは、この趣味の特徴。
ひたすらこのピンの発売を待ち焦がれていたものの、製作の動きは皆無。
途中、既製品の加工品が登場したものの、実物からの採寸ではなく、表面処理も異なるためスルー。
そんな折り、ガチ採寸による新規製作との事で、状況は一変し、取付となる事に。

付いているといないでは、雰囲気が全く異なる表情。
失念していなければ、宿題や課題を全てやり終えた事になり、416の製作はやっと完成を迎えた。
これからは、最初からこのような仕様の416が手に入る。これからの人が、地味に羨ましい。

Part. 81 で触れたGEISSELEのトリガーシステムは、2008年にDGへ納入されているが、ハンマー・トリガーピンの形状は、画像の通り独特。



この形状のピンでなければ、内心が安定しないのは、この趣味の特徴。
ひたすらこのピンの発売を待ち焦がれていたものの、製作の動きは皆無。
途中、既製品の加工品が登場したものの、実物からの採寸ではなく、表面処理も異なるためスルー。
そんな折り、ガチ採寸による新規製作との事で、状況は一変し、取付となる事に。

付いているといないでは、雰囲気が全く異なる表情。
失念していなければ、宿題や課題を全てやり終えた事になり、416の製作はやっと完成を迎えた。
これからは、最初からこのような仕様の416が手に入る。これからの人が、地味に羨ましい。
2022年02月13日
DG NOVESKE N4 part.10 Handguard
こちら で触れたハンドガードを更新。

「Out of stock」のため調達が遅れていたNOVESKE製のNSR。
当初、このレールが来るまで間、ブラッシュアップしたIRON製で対応する予定であったものの、このハンドガードが到着。

製品は、予想通りの仕上がりで、面取りされた仕上げやアルマイトの質は、極めて高品質。
まるで、日本製を疑う「Made in USA」は、NOVESKEの拘りを実感する出来映え。


プライマリーを製作する際は、毎回ハンドガードからの調達順になるものの、DG NOVESKEに関しては結果的に最後に。

「Out of stock」のため調達が遅れていたNOVESKE製のNSR。
当初、このレールが来るまで間、ブラッシュアップしたIRON製で対応する予定であったものの、このハンドガードが到着。

製品は、予想通りの仕上がりで、面取りされた仕上げやアルマイトの質は、極めて高品質。
まるで、日本製を疑う「Made in USA」は、NOVESKEの拘りを実感する出来映え。


プライマリーを製作する際は、毎回ハンドガードからの調達順になるものの、DG NOVESKEに関しては結果的に最後に。
2021年12月27日
DG NOVESKE N4 part.9 Flame
21年5月初旬、DGに採用された「NOVESKE N4」が思わぬ形で出現。
その後もこのように存在が確認され、N4製作へのモチベーションは上がる一方。

しかしながら、"10年間満足して使えるプライマリー"をテーマに妥協なく製作すると、開始から一定期間を要する事に。
また、後発品が登場し、買い換えを余儀なくされるのを回避するため、N-BORDE HK416のレベルを目指し、全ての面でクオリティが高い目標を設定。
① フレーム基本形状
② フレーム表面処理
③ フレーム刻印
④ フレーム塗装
いずれも「これで良いや」と拙速には妥協したくない部分で、それぞれを精査して、"丁寧"な作業を求める事に。
海外製の既製品に多いコストダウンによる工程の省略は、品質を低下させる要因。
このコストダウン項目が印象を悪化させる部分だけに、実物を再現する上で正しい手法による忠実な再現は不可欠。






① IRONの基本形状は、数箇所に問題が有り、
ディテールに拘るのであれば改良加工が必須。
② 面取り工程が省略されたベース製品に、
面取りや面研といった基本的な作業を追加工。
③ 再現度を要求。
NOVESKE社の刻印に対する拘りを一から再現。
レーザー刻印ではなく機械刻印による施工。
④ 正しい色味や艶消し感の追求。
細かさや拘りは、おそらく日本人・日本製でなければ再現不能。
そして、これら作業によるそれぞれの高い付加価値は、満足度を飛躍的に向上させる要因。マクロ撮影にも耐えうる微細なディテール再現の積み重ねは、最終的には大きなアドバンテージに。
既製品をベース素材として捉え、実物のようにコストを掛けて詳細部分の再現を行うと、結果的には実物に近いクオリティが実現する。
「ベース製品+面取り・面研+刻印=高品質」
再現を可能にするショップが全国的に減少する中、高い技術力で要求に応じるショップの気概に感謝。

量販店やWebショップでは、成し得ない作業と満足感。
その後もこのように存在が確認され、N4製作へのモチベーションは上がる一方。

しかしながら、"10年間満足して使えるプライマリー"をテーマに妥協なく製作すると、開始から一定期間を要する事に。
また、後発品が登場し、買い換えを余儀なくされるのを回避するため、N-BORDE HK416のレベルを目指し、全ての面でクオリティが高い目標を設定。
① フレーム基本形状
② フレーム表面処理
③ フレーム刻印
④ フレーム塗装
いずれも「これで良いや」と拙速には妥協したくない部分で、それぞれを精査して、"丁寧"な作業を求める事に。
海外製の既製品に多いコストダウンによる工程の省略は、品質を低下させる要因。
このコストダウン項目が印象を悪化させる部分だけに、実物を再現する上で正しい手法による忠実な再現は不可欠。






① IRONの基本形状は、数箇所に問題が有り、
ディテールに拘るのであれば改良加工が必須。
② 面取り工程が省略されたベース製品に、
面取りや面研といった基本的な作業を追加工。
③ 再現度を要求。
NOVESKE社の刻印に対する拘りを一から再現。
レーザー刻印ではなく機械刻印による施工。
④ 正しい色味や艶消し感の追求。
細かさや拘りは、おそらく日本人・日本製でなければ再現不能。
そして、これら作業によるそれぞれの高い付加価値は、満足度を飛躍的に向上させる要因。マクロ撮影にも耐えうる微細なディテール再現の積み重ねは、最終的には大きなアドバンテージに。
既製品をベース素材として捉え、実物のようにコストを掛けて詳細部分の再現を行うと、結果的には実物に近いクオリティが実現する。
「ベース製品+面取り・面研+刻印=高品質」
再現を可能にするショップが全国的に減少する中、高い技術力で要求に応じるショップの気概に感謝。

量販店やWebショップでは、成し得ない作業と満足感。
2021年09月24日
DG NOVESKE N4 part.8 Barrel
N4のDG仕様において、要の一つとなるバレル。

NOVESKEの標準パーツと大きく異なる部品が、この通称NAVYバレルで「DG N4」の証となるパーツ。
DGのリクエストで軽量化され、スタンダードとは大きく形状が異なるこのライトウエイトバレルは、一般的な10.5インチ長であるものの、300BLKならではのガスブロック位置の特殊性もあり、初めて見る特徴的な形状。
HK416Dでもライトウエイトバレルが採用された点を考え併せると、軽量化は開発・採用において高い優先度基準であると推定。
300BLKの本採用・416更新における新プラットフォームとなった「DG N4」だけに、この特徴的なコンプリートバレルの再現は外せない要素に。
長期間高い満足度を維持できるN4を手にするために「ハンドガード内は見えない」という思考を避け、「まぁイイか」という妥協も一切排除。細部の再現に拘り、忠実な寸法や刻印のデータを追求してナギサへ製作を依頼。

一流職人の加工技術により、以後満足し続けられる質の高い仕上がりとなり、新プライマリーの準備段階は一歩前進。



実際にこのバレルを手にすると、SS416である点を疑う想定外の軽さ。第一印象で通常の10.5インチより短く感じた点が興味深く、設計思想の一端を実体験して、DGプライマリーの実際を擬似経験する事に。

ナギサの職人技は、まさに日本人ならでは繊細な加工技術によるもの。
満足度の高さは、品質に比例。細かな要求にも応えていただいたことに、心からの御礼を申し上げたい。

NOVESKEの標準パーツと大きく異なる部品が、この通称NAVYバレルで「DG N4」の証となるパーツ。
DGのリクエストで軽量化され、スタンダードとは大きく形状が異なるこのライトウエイトバレルは、一般的な10.5インチ長であるものの、300BLKならではのガスブロック位置の特殊性もあり、初めて見る特徴的な形状。
HK416Dでもライトウエイトバレルが採用された点を考え併せると、軽量化は開発・採用において高い優先度基準であると推定。
300BLKの本採用・416更新における新プラットフォームとなった「DG N4」だけに、この特徴的なコンプリートバレルの再現は外せない要素に。
長期間高い満足度を維持できるN4を手にするために「ハンドガード内は見えない」という思考を避け、「まぁイイか」という妥協も一切排除。細部の再現に拘り、忠実な寸法や刻印のデータを追求してナギサへ製作を依頼。

一流職人の加工技術により、以後満足し続けられる質の高い仕上がりとなり、新プライマリーの準備段階は一歩前進。



実際にこのバレルを手にすると、SS416である点を疑う想定外の軽さ。第一印象で通常の10.5インチより短く感じた点が興味深く、設計思想の一端を実体験して、DGプライマリーの実際を擬似経験する事に。

ナギサの職人技は、まさに日本人ならでは繊細な加工技術によるもの。
満足度の高さは、品質に比例。細かな要求にも応えていただいたことに、心からの御礼を申し上げたい。
2021年09月16日
DG NOVESKE N4 part.7 Silencer
こちら で触れた「Dead Air Silencers」のSANDMAN-S。
宿題になっていたマズルとスプリングの2点を更新する事に。
実物のマズルは、見ての通り特徴的な形状。

DG納入モデルは、サイレンサーと同色。

採寸も終わっていたため特注製作を決定していたが、幸いな事にIRONから発売されたので、早速装着。


そして、スプリングは、前回に付属スプリングを加工して雰囲気を近付けたが、形状と色の違いはどうにもならず、最終的には交換を強いられる事に。
付属スプリングとの違いは、明らか。

また、MIL刻印モデルが発売になったため、サイレンサー自体も更新。

これで、新たに生まれた宿題の1点を除き、満足度の高いサプレッサーが完成。

宿題になっていたマズルとスプリングの2点を更新する事に。
実物のマズルは、見ての通り特徴的な形状。

DG納入モデルは、サイレンサーと同色。

採寸も終わっていたため特注製作を決定していたが、幸いな事にIRONから発売されたので、早速装着。


そして、スプリングは、前回に付属スプリングを加工して雰囲気を近付けたが、形状と色の違いはどうにもならず、最終的には交換を強いられる事に。
付属スプリングとの違いは、明らか。

また、MIL刻印モデルが発売になったため、サイレンサー自体も更新。

これで、新たに生まれた宿題の1点を除き、満足度の高いサプレッサーが完成。

2021年06月23日
DG NOVESKE N4 part.6 Handguard
「DG N4」のパーツ調達は、「M4/RECCE Rifle」や「HK416」同様に茨の道。
レールも然りで調達が困難なため、IRON製で製作を進める事に。

実際に手にすると、IRON製のレールは予想以上の精巧さ。
とは言え、気になった点が存在したのも事実。
①ピカティニーレールの寸法および面取り
②バレルナット素材およびスクリューの寸法
③刻印の深さ
売価を考慮するとコストダウンは必然であり、一定程度は仕方のない事。
しかし、切削工程削減が気になった場合は、質を高めるために手を加える必要性が生じる。そのような場合、IRON製は価格以上の出来映えで、基本設計が良くカスタム素材としては十二分なので、可能な範囲内で仕様を変更して満足度を高めてみる事に。
ピカティニーレールの基準寸法は、どの実銃メーカーも基本的に同寸。

そして、この図面に無いスロット角やその他部分も、実銃メーカー各社は必ず"面取り"を実施。
下の画像は、①スロット角の面取り作業を自身で施した様子。

光の加減に注視すれば、レール後方部分のスロット角と前部未加工部分との違いは一目瞭然。
目隠しをした状態でも、手触りの感覚だけで言い当てられる程の違いがあり、5面体ではなく11面体ならではの触り心地と見映えは、まるで実レールのような雰囲気。
追加作業を施し再現する事で、大幅に満足度が向上する一例に。
また、NOVESKE製のレールは、↓の画像のようにピカティニーレール端も曲面での面取り作業が行われている。

この曲面加工に関しては自身で行う自信が無かったため、作業はMOVEへ依頼。

実物と並べて直接比較しても差異が判らないレベルにまで追い込まれたIRON製レールの満足度の高さは想像以上に。

塗装を施すと比較的目立つ部分だけに、自身においては是が非でも解決したかった問題点の一つ。

IRON製に追加加工を施し実物と遜色ないディテールを持たせる事で、そのレールの印象は大きく変化。



そして、最後の仕上げ作業は②ハンドガード・スクリューの変更。

大きさ・形状が似て非なるため、実物と同サイズのトルクスに変更。

この後、上段の実物スクリューが調達出来たため、バレルナットを加工して装着。
スクリューの大きさは、遠目で見ても容易に判別可能なため、可能な限り拘りたい箇所。
全体の雰囲気は、細かな箇所の積み重ね。
遠目から見ても、雰囲気に違和感を感じるのは何かが違っている場合が多く、ディテールを大切にする輩には細かな箇所の拘りが必要不可欠。ストレスが多い日常に、ストレスの上積みは極力回避。
レールも然りで調達が困難なため、IRON製で製作を進める事に。

実際に手にすると、IRON製のレールは予想以上の精巧さ。
とは言え、気になった点が存在したのも事実。
①ピカティニーレールの寸法および面取り
②バレルナット素材およびスクリューの寸法
③刻印の深さ
売価を考慮するとコストダウンは必然であり、一定程度は仕方のない事。
しかし、切削工程削減が気になった場合は、質を高めるために手を加える必要性が生じる。そのような場合、IRON製は価格以上の出来映えで、基本設計が良くカスタム素材としては十二分なので、可能な範囲内で仕様を変更して満足度を高めてみる事に。
ピカティニーレールの基準寸法は、どの実銃メーカーも基本的に同寸。

そして、この図面に無いスロット角やその他部分も、実銃メーカー各社は必ず"面取り"を実施。
下の画像は、①スロット角の面取り作業を自身で施した様子。

光の加減に注視すれば、レール後方部分のスロット角と前部未加工部分との違いは一目瞭然。
目隠しをした状態でも、手触りの感覚だけで言い当てられる程の違いがあり、5面体ではなく11面体ならではの触り心地と見映えは、まるで実レールのような雰囲気。
追加作業を施し再現する事で、大幅に満足度が向上する一例に。
また、NOVESKE製のレールは、↓の画像のようにピカティニーレール端も曲面での面取り作業が行われている。

この曲面加工に関しては自身で行う自信が無かったため、作業はMOVEへ依頼。

実物と並べて直接比較しても差異が判らないレベルにまで追い込まれたIRON製レールの満足度の高さは想像以上に。

塗装を施すと比較的目立つ部分だけに、自身においては是が非でも解決したかった問題点の一つ。

IRON製に追加加工を施し実物と遜色ないディテールを持たせる事で、そのレールの印象は大きく変化。



そして、最後の仕上げ作業は②ハンドガード・スクリューの変更。

大きさ・形状が似て非なるため、実物と同サイズのトルクスに変更。

この後、上段の実物スクリューが調達出来たため、バレルナットを加工して装着。
スクリューの大きさは、遠目で見ても容易に判別可能なため、可能な限り拘りたい箇所。
全体の雰囲気は、細かな箇所の積み重ね。
遠目から見ても、雰囲気に違和感を感じるのは何かが違っている場合が多く、ディテールを大切にする輩には細かな箇所の拘りが必要不可欠。ストレスが多い日常に、ストレスの上積みは極力回避。